この記事では、大学受験合格を狙って中学生のうちから先取り学習をするメリットや、どんなオンライン教材／タブレット学習があるかについてお話します。
小学生の先取り学習については
無学年学習のタブレット通信教育8選比較！小学生におすすめなのは？
をご覧ください。
中学生に先取り学習はなぜおすすめ？
和田秀樹さんが勧める「数学と英語を早く仕上げてしまう」という大学受験テクニックを知り、我が子に家庭で数学と英語の先取りをさせたのは、東工大合格のための正しい選択だったと確信しています。
参考記事 数学と英語の先取りで「公立小中高から東大」を目指す⇒
息子には、経済的な理由から地元の公立中学校に通わせました。しかし小学生の頃から数学と英語は家庭で先取り学習をしました。そうすることで、中学を卒業し、高１になった段階で、私立の中高一貫進学校に通う３年後のライバル達と対等に戦えるポジションにつくことができました。
要するに、よほどの天才でない限り、大学受験勉強は早く始めた人の勝ちなのではないでしょうか。
中学生の先取り学習の方法
先取り学習のメリットは大だとして、具体的にはどう取り組めばよいのでしょうか。
読者の皆さんはこう思われるかもしれませんね：
「家庭で先取り学習とか言っても、母親が英語の教師だからできたんじゃないか！」
「塾や予備校は行かなかったとか言っても、家庭教師の母親に教えてもらっていたのなら、自慢にならないじゃないか！」
確かにそうですね(^^;) 我が家のようにお金をかけないで取り組むのは、どこのご家庭でもできることではないかもしれません。
ではどうしたらいいか・・・？
例えば、小学生が集団塾の中学生クラスに入るとか、中学生が高校生向け予備校に行くとかは、まず無理でしょうから、個別指導で考えるしかありません。経済面で問題がないご家庭は、個別指導の塾や家庭教師に教えてもらうことができますが、そうでない場合は？？
とれる方法としては、タブレットなどを使うオンライン通信教育があります。低料金なのに、個別指導塾と同様に自分のレベルや目的に合わせて学習ができるメリットをもっています。
中学生の先取り学習にオンライン通信教育がおすすめな理由
先取り学習をするのに、タブレットなどを使うオンライン通信教育はなぜおすすめなのでしょう？次の点があげられます。
私が家庭でオンラインのタブレット学習をおすすめする最大の理由は、５番目の「生活リズムが乱れない」ということです。
塾に行くとしたら、たいてい夜遅くに帰ってくることになります。夜遅くに帰ってきて、その後、遅い夕飯を食べて・・・と生活リズムの面から考えたら、塾通いは成長期の中学生には好ましくありません。早寝、早起きをしている子の方が学力が高いというデータがありますから、なるべく中学生に夜更かしはさせたくありませんね。
オンライン・タブレット学習は安さが魅力です。しかしおすすめな理由は料金だけではありません。それぞれにおすすめポイントがありますから、先取り学習を始めたい方は、比較・検討してみると良いと思います。
ここでは次の６社を紹介します：
| オンライン通信教育 | 学習範囲 | 端末 |
|---|---|---|
| | 小4~高3 数英国理社 | スマホ タブレット PC |
すらら | 小1~高3 数英国理社 | タブレット PC |
東進オンライン学校 中学部   | 中1~中3 数英国理社 | タブレット PC |
サブスタ | 小1~中3 数英国理社 | スマホ タブレット PC |
Ｚ会の通信教育 中学生コース   | 中1~中3 数英国理社 | タブレット |
RISU算数 | 数学のみ 小1~小6 ~中2序盤 | タブレット （専用） |
場合よっては先取りではなく、「後戻り」が必要な科目もあるかもしれませんね。そういった勉強のためにも、オンライン・タブレット学習はメリットが大きいです。
中学生の先取り学習におすすめオンライン通信教育６社
スタディサプリ
受講費：月あたり1,815円（12ヵ月一括払いの場合）
使用端末：タブレット・スマホ・PC
スタディサプリでは、PC／スマホ／タブレットで、一流講師陣による映像授業を視聴して学習します。電車の中でもスマホで勉強できるなど、利用者からの評判が高いです。
月額1,815円（税込・12ヵ月一括払いの場合）というコスパの良さが何といっても魅力です。
小学4年～高校3年まで、自由に先取りも後戻りもできるのが、他のインターネット映像授業にはない強みです。例えば数学好きな小学生がどんどん勉強していき、高校内容も学習してしまうなんてことも月額1,815円～で可能です！これほど大幅に先取りができるのは、スタディサプリしかありません。
講義内容が学年別、単元別にリストアップされているので、自分の先取りペースに合わせて計画的に攻略できます。もちろん苦手単元を選んで、重点的に復習することもできます。
大学受験講座では、受講生の2人に1人が、東大・京大・早慶上智・関関同立・GMARCHなどの難関大学に合格しているというから、講座内容の充実度が分かります。
スタディサプリでは、2週間の無料体験ができます。まずは無料体験で、自分との相性を試してみるのがよいと思います。
※スタディサプリでは、小学講座・中学講座・高校講座のどれに入会しても、小学４年～高校３年内容を、自由に学習することができます。
すらら（月額8,228円～）
受講費：月額8,228円~
入会金あり
使用端末：タブレット・PC
すららは、小・中コースでは小1～中3範囲が、中・高コースでは中１～高３範囲が学習し放題です。つまり大幅な先取り学習が可能です。
中３範囲まで先取りできる通信教育はいくつかあります。でも高３範囲までとなると、スタディサプリと、すららくらい。すららは受講費が高めですが、選択肢としてぜひ検討したいところ。
すららの授業はアニメキャラクター達が進めていきます。一流講師陣が授業をしていくスタディサプリとは対照的です。
アニメと聞くと子供だましのように感じるかもしれませんね。ところがかなり充実しているんです！私は実際に入会してたっぷり視聴してみました。すららのアニメ動画は分かりやすく、無駄がなく、非常に高く評価しています。
さらに「すらら」のおすすめポイントとして、『すららコーチ』の存在があります。
すららコーチとは各生徒につく専任アドバイザーのことです。すららコーチは具体的な学習計画を立て、進捗状況を見守り、必要に応じてアドバイスをしてくれます。
先取り学習はクラスメイトとは違うことを一人で家庭で進めていくので、孤独な面があります。すららコーチにより先取り学習のカリキュラムを立ててもらえるなど、プロのサポートを受けることができる点で、すららを利用するメリットは大きいです。
なお、すららは発達障害やグレーゾーンと言われるお子さんにも対応しています。
関連記事 【すらら】発達障害に効果的という評判を家庭教師が入会して検証！
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東進オンライン学校 中学部
受講費：月あたり3,278円（12ヵ月一括払いの場合）
使用端末：タブレット・PC
東進オンラインの「東進」は、かの有名な東進ハイスクールの東進です。東進の選りすぐりの講師陣による映像授業が提供されています。中1~3年の数英国理社すべてが、自分の学年に関係なく学習し放題です。
高校範囲が含まれないのが残念ですが、とりあえず中3範囲まで先取りする際に検討したい通信教育です。
ユニークなのは英語です。ネイティブ講師と日本人講師の二人で教えます。これは、年々重要視されているリスニング＆スピーキング力をアップさせるためのもの。英語を「聞く」ことから学習に入っていきます。
大学受験を目指して英語を先取りするというと、単語・文法・構文・長文読解…と思いますが、あなどれないのがリスニングとスピーキング！現に大学入試共通テストのリスニングの配点が以前のセンター試験より増す（大学による）など、受験生の対応が求められています。
「先取り学習をしたいが、英語のリスニング＆スピーキングも気になる」という場合は、東進オンラインを試してみると良いと思います。
また、東進オンラインは数学の授業も素晴らしい！さすがあの東進です。大学受験にも精通している講師が担当しているので、高校数学につながる重要な考え方を教えてくれます。
サブスタ
受講費：月額9,800円
使用端末：タブレット・スマホ・PC
サブスタでは、中1~3年の数・英・国・理・社の全範囲を学習し放題です。スタディサプリのように一流講師陣の映像授業を視聴して学習します。
先取り学習のために塾に通うとしたら個別指導塾を選ぶしかないことを、初めに触れました。面白いことに、サブスタの公式サイトには「個別指導塾の学習方法を完全再現」しているとあります。
サブスタでは、まず講師による授業を視聴します。学校の授業の１週間分をたった10分に凝縮しているのだそう！映像授業のあとはテストで確認します。そしてさらに「赤ペン解説動画」を見て、その場で解き直しをします。この学習法が、まさに個別指導塾と同じなんだそう。
この学習の流れは、わずか20分ほど。つまり、効率よくサクサク先取り学習ができるというわけです！
サブスタについて注目したいのは、プロの学習アドバイザーの存在です。学習アドバイザーが、各人専用の学習計画を立ててくれます。
先取り学習は計画作りが難しい面があります。いざ計画を立ててみても、実際にやってみると予想以上に時間のかかる単元があって修正が必要だったりと、一筋縄ではいかないことも。
そんな場合に助かるのが学習アドバイザーによる学習計画表です。アドバイザーは学習状況を見ながら、毎月計画表を立ててくれます。計画の変更を依頼することもできます。
孤独な先取り学習がプロによってサポートしてもらえるのはメリット大です。
Ｚ会中学生タブレットコース
受講費：1教科2,023円~（12ヵ月一括払いの場合）
使用端末：タブレット
Ｚ会中学生のタブレットコースはあまり知られていないかもしれませんが、なんとオープンカリキュラムなのです！つまり、中１～３年の３学年分の単元が学び放題です。
関連記事 【Ｚ会中学生タブレットコース】スマイルゼミ・進研ゼミとどう違う？
Ｚ会の便利なところは１教科からの受講が可能なこと。つまり、数学だけ、英語だけといった使い方ができます。
Ｚ会は難易度が高いです。ですので「とりあえずサラッと先取り」には向いていません。でもどうせ学習するなら、深く、丁寧に、応用問題まで含めて取り組みたい場合におすすめです。
RISU算数
月あたり基本料：2,948円
数学基礎ステージ追加料金：1,980円
ステージクリア数に応じて加算あり
使用端末：専用タブレット
RISU算数（リス）は、主に小学生の算数に特化したオンライン学習システムです。専用タブレットを使用します。
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RISU算数のメインは小学生範囲ですが、「数学基礎ステージ」もあり、中学１～２年数学中盤まで先取り学習することが可能です。
関連記事 【RISU算数（リス）算数基礎ステージ】中学数学先取りもできる！
無学年制で進んでいくため、自分のレベルに合わせて、小学１年～６年生範囲、中学受験基礎範囲、そして中学１～２年数学中盤まで先取り学習できます。
専用タブレットにはメモなどを書き込むことができます。タブレット１台で学習が完結するので、取り組みやすいです。
また、ステージを攻略しながら進むので、ゲーム感覚でチャレンジできるという魅力もあります。
RISU算数では、クーポンを使えば１週間ほどの体験ができます。専用タブレットを取り寄せて、ぜひ実際にお試ししてみてください。
高校範囲までの先取り学習をしたいなら、スタディサプリか「すらら」の２択です。中３までの先取りなら、東進オンライン／サブスタ／Z会タブレットコースも選択肢に入ります。今小学生で、まず小６までの算数を仕上げたいならRISU算数がおすすめです。
| 資料請求・お試しはこちらから | 学習範囲 |
|---|---|
| | 小4~高3 数英国理社 ※英語は中1~ |
| すらら | 小1~高3 数英国理社 ※英語は中1~ |
| 東進オンライン学校 中学部 | 中1~中3 数英国理社 |
| サブスタ | 小1~中3 数英国理社 ※英語は中1~ |
| Ｚ会の通信教育 中学生コース | 中1~中3 数英国理社 |
| RISU算数 | 数学のみ 小1~中2序盤 |
