高校進学先が決まったらするべきこと!
この記事を書いている1月下旬といえば受験本番のスタート時期ですね。ここでは高校受験について取り上げます。私立高校専願の人や推薦入試を受けた人など、早々と合格を決めて、自分の進学先が分かってほっとしている中学生も出てくる頃ですね。
進学する高校が無事決まったら、勉強のことは忘れてのんびり過ごしたいでしょうが、実は、受験終了後こそが大切です!
高校になると勉強が急に難しくなり、つまずく生徒が多く出ます。中学校では数学は得意だったのに高校に入ったら急に分からなくなったり、英語は得意だったのに高校の授業では先生が言っていることが理解できなかったり‥‥‥
希望している大学に進学するためには、高校での授業につまずいている暇はありません。難関大学に進学したいなら、入学時から高校でトップ層に入って、余裕を持って学習を進めていきたいものです。
そのためには、高校合格が決まったら、その時点から入学するまでの期間を有効活用して、高校内容の予習をすることが大切です。特に重要な科目は数学と英語です。
数学はいったん分からなくなるとなかなか取り戻すことができません。また数学ができないと、国公立大学に進む道が閉ざされてしまいます。英語は理系、文系に関わらず誰もが必要な科目です。また大学入試で差が付きやすい科目でもあります。
数学と英語の高校内容を予習して、スタート時点から、周囲より一歩先に出ましょう!
数学おすすめ予習用参考書は?
チャート式シリーズ
独学で予習をするには、解説が丁寧な参考書を選ぶ必要があります。
解説の丁寧さでいうと、「チャート式」がおすすめです。「チャート式」は難易度によって種類が分かれていて、それぞれ「白チャート」「黄チャート」「青チャート」「赤チャート」と呼ばれています。
数学が「非常に苦手」な人には、最も易しい「白チャート」がおすすめです。
「チャート式 基礎と演習 数学I+A」(白チャート)
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数学がまあまあできる人は、「白チャート」よりも少しい難易度が高い「黄チャート」を使うとよいでしょう。
「チャート式 解法と演習 数学1+A」(黄チャート)
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数学が得意な人、難関大を目指している人は「青チャート」がおすすめです。
「チャート式 基礎からの数学1+A」(青チャート)
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スタディサプリもOK!
参考書を使って独学で勉強するよりも、授業スタイルの方が分かりやすいという人は、月額1,815円(税込・12ヵ月一括払いの場合)の「スタディサプリ」映像授業を利用して予習するのもおすすめです。
中学文法の復習も高校文法の予習も、自分の必要に合わせてピンポイントで勉強できるので、使い勝手が良いです。
詳しくはスタディサプリ公式サイトで
英語おすすめ参考書は?
文法の復習&予習
中学で英語が得意だったのに高校に入ったとたん苦手になる原因の一番は、中学校での文法の指導が、ざっくりしすぎている傾向があることです。文法用語を使ってきちんと指導してくれる中学校教師が少ないのです。
例えば公立中学では、教員によっても異なりますが、「主語」と「動詞」は習いますが、「目的語」はあまり強調されません。「補語」ともなると聞いたことのない中学生がほとんどでしょう。「副詞」と「形容詞」、「自動詞」と「他動詞」、「節」など、きちんと習っていない中学生が多いのが現状です。ですから高校の授業で教師が文法用語を使って説明をした際に、頭にすんなり入っていかないのです。
そこでおすすめするのは、中学文法を高校生向けに文法用語を用いてきちんと解説している参考書で、中学文法の総復習をしておくことです。中学文法が曖昧なままでは高校内容は身に付きません。そのために最適なのは:
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「大岩のいちばんはじめの英文法」は品詞から始まり、英文法を分かりやすく解説してくれています。例文にSVOなどの文の要素を示してくれているので、中3生が文型を理解するのに適しています。例文も問題も易しい単語が使われているので、取り組みやすくておすすめです。
リーディングの教科書も予習すべし!
春休みになると高校に行って教科書を購入することになると思います。英語のリーディングの教科書を入手したら、最初の1~2レッスンの予習をしておくと余裕をもって高校の授業に臨めます。
予習の仕方は次のようにするとよいでしょう。
1.教科書本文に目を通す。
2.新出単語や知らない単語を辞書で調べ、意味をノートに書く。
3.教科書本文をコピーし、ノートの左側に貼る。
4.ノートの右側に本文の訳を書く。
最低でも1と2はやりましょう。
ノートに貼った教科書本文のコピーは、授業で教師が説明したポイントなどを書きこむのに利用します。本文訳は、できないところがあってももちろん構いません。どこがわかって、どこがわからないのかを区別するのが目的です。わからなかったところは授業で確認し、ノートに書き込んでいけば、ノートがその後の復習やテスト勉強に役立つツールとなります。
まとめ
大学へ進学しようと考えている中学生にとっては、高校受験は通過点に過ぎません。難関大学へと進むためには最初が肝心です。高校入学前の時間に余裕があるうちに、数学や英語の予習をして、ライバルに差をつけましょう!