2021年度、進研ゼミ中学講座に「ブレンディッド学習」なるものが登場しました。ブレンディッド?何と何が混ざるの?
「ブレンディッド学習」とは何なのか、どんなメリットがあるのかを、調べたり体験してみたりしたので、お話しますね。
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2021年度進研ゼミ中学講座はブレンディッド学習!
「ブレンディッド」(blended) は、「混ぜ合わせられた」「組み合わせられた」という意味ですね。何と何がブレンドされたのしょう?
簡単に言うとこんな感じ:
進研ゼミ中学講座
【ブレンディッド学習】とは?
AI搭載タブレットで自分で取り組む学習
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オンラインライブ授業
なお、進研ゼミ中学講座には、紙教材中心の「オリジナルスタイル」と、専用タブレットを使用する「ハイブリッドスタイル」の2つがあります。「ブレンディッド学習」は、ハイブリッドスタイルのみに関するものです。
それでは、ブレンディッド学習の2つの要素についてお話しますね。
AI搭載タブレットで自分で取り組む学習
タブレットが個別学習プランを立ててくれる
「ブレンディッド学習」の1つ目の要素は、タブレットで自分で学習することです。
進研ゼミ中学講座では、AI搭載専用タブレットが、一人ひとりに合った個別学習プランを立ててくれます。これはタブレット学習ならではのメリット!
通信教育を始めたいが、紙教材とタブレットのどちらが良いかで迷っているご家庭もあることでしょう。もしも計画的に取り組めるか、続けられるかご心配な場合は、タブレットの方がおススメです。なぜなら、AI搭載専用タブレットが、学習プランを立てて、中学生をリードしてくれるから!
個別学習プラン生成までのステップは、とても簡単!
- ステップ1学習に使える時間を決める
1週間の中で進研ゼミにどれくらい取り組めるかを、60分未満/60分~90分/120分~150分/150分以上の中から選択
- ステップ2希望の取り組み方を決める
優先して取り組みたい教科や、授業の予復習とテスト対策両方に取り組むか、テスト対策のみに取り組むか、テストの目標点などを選択
- ステップ3「今日のオススメレッスン」が表示される
その日に取り組むべき教科とレッスンが、自動的に表示される
タブレットがその日に何をすればよいかを自動表示してくれるので、中学生は「何をすればよいか分からない」ということがありません。これは便利!しかも、やるべきことが分かっているということは、それに取り組むことで達成感が得られるメリットにもなりますね。
なお、個別学習プラン通りに進まない時は、週に1回、自動でプランの修正を提案してくれます。AI搭載タブレットが、学習内容を最も大切なことに絞って、中学生をつまづきから守ってくれます。
「習熟スコア」に基づいた学習
進研ゼミ中学講座・ハイブリッドスタイルのメリットの1つに「習熟スコア」によるサポートがあります。習熟スコアとは、それぞれの単元につき、理解度や定着度を数値化したもの。AI搭載タブレットが、普段の取り組みに基づいて、習熟スコアを算出してくれます。
そして目標点や出来栄えに応じて、タブレットに出題される問題のレベルが変化し続けます。これによって、苦手な単元はヒントを見ることができたり、類題の出題で演習量が増えたりして、習熟度を目標点に近づけることができるようになっています。
習熟スコアの数値は、レッスンが終わる度に表示されます。それを見ることで、何をもっと頑張らなければいけないか、何は目標点に達したかなど、自分の到達度が即座にわかるようになっています。
進研ゼミ中学講座公式サイトでは、習熟スコアによる自動プランニングを楽しいアニメで体験できるようになっています。詳しくは、そちらで確認してくださいね。
オンラインライブ授業
ライブ授業で要点理解
「ブレンディッド学習」のもう1つの要素は、オンラインライブ授業です。
オンラインライブ授業は、ハイブリッドスタイル受講者だけでなく、オリジナルスタイル(紙教材中心)受講者も、PC、スマホ、タブレットで参加することができます。
公式サイトでは詳細が分からなかったので、進研ゼミさんに電話で問い合わせて色々教えて頂きました。それによると、中1講座でオンラインライブ授業が実施されるのは、数学と英語。日曜日開催だそうです。頻度は基本的に毎月4回ですが、月によっては3回のこともあるのだそう。
授業時間はそれぞれの教科につき1回40分。担当講師は東大卒、京大卒の先生方だそうです。
内容は、数学、英語の各単元の「要点」。つまり毎回重要ポイントに焦点をあてて、授業が展開されるようです。数学・英語の特に大切なことは、オンラインライブ授業でおさえることができる仕組みになっているのですね。
オンラインライブ授業体験レポート
進研ゼミ中学講座がオンラインライブ授業の無料体験を実施していたので、実は私もそのうちの1つに参加させて頂きました。
ちなみに中学生通信教育に映像授業がついているのは、進研ゼミ中学講座に限ったことではありません。スマイルゼミやZ会でも、難しい部分など、講師による映像授業で確認できるようになっています。
それでは進研ゼミ中学講座の映像授業はどこが違うかというと、「ライブ」であるということ。オンラインライブ授業に実際に参加してみて、ライブならではのメリットが進研ゼミ中学講座にはあると実感しました。
双方向授業の良い緊張感
私が無料体験した進研ゼミ中学講座のライブ授業では、先生が例題を出しながら要点をまとめていってくれました。例題に対して生徒に反応を求めてくれるので、良い緊張感が続きます。
例えば、「間違っている部分がわかったら、『なるほど』ボタンを押そう」など。
答えを選択肢から選び、送信する問題もたくさんありました。
先生は全国から集まってきた生徒の答えを見ながら、授業を進めていきます。
答えを求められるので、「みんなに遅れたくない」「自分だけ間違えたくない」など、良い意味でのプレッシャーや緊張感があり、集中して取り組むことができます。40分の授業があっという間に終わっていく感じがしました。
チャットで質問ができる
進研ゼミ中学講座のオンラインライブ授業では、分からないことがあった時、授業中にチャット機能で質問することができます。
私も試しに質問をしてみたら、すぐに返答が来ました。
質問に即座に答えてくれるのは、専任サポーターの先生方だそう。授業をしている先生本人はライブ授業の真っ最中ですから、チャットに対応できません。その代わり、専任サポーター陣がバッチリ控えているというわけです。
中学生が疑問をその場で解決できるというのは、ライブ授業ならではのメリットですね。
学習リズムをつけやすい
ライブ授業はオンライン配信される日時が決まっているので、中学生にとって学習リズムをつけやすいというメリットもあると思います。まるで塾に通うように、「〇時~はオンラインライブ授業に参加する時」と、メリハリがつくのではないでしょうか。
なお、ライブ授業の時間が合わない場合は、録画されたものをあとで視聴することもできます。
2021年度進研ゼミ中学講座「ブレンディッド学習」についてお話しました。さらに2021年度から専用タブレットもグレードアップしました。
専用タブレットが進化
進研ゼミ「ハイブリッドスタイル」では、今まで何度か専用タブレットが改良されてきました。2021年度は、それらをさらに進化させた「チャレンジパッドNEO」が登場しました。
(※チャレンジパッドNEOのお届けは、中1講座のみのお届けとなります。)
チャレンジパッドNEOには、次の特徴があるそうです。
反応速度アップ
チャレンジパッドNEOは、これまでの専用タブレットよりもサクサク動くようになりました。起動や反応が速くなったので、ストレスなく学習できそうです。
書きやすい
付属のタッチペンが三角になり、持ちやすくなりました。書きやすさも向上し、タブレットに答えを書き込む記述問題で、スラスラ書くことができます。
AI音声学習対応
チャレンジパッドNEOには、分からないことがあったときタブレットに質問をすると、音声で答えてくれるAI機能がついています。
これにより百科事典として使えるなど、疑問を即解決することができます。
また中1、中2講座に入会時に贈られる「スタディフレミー」を専用タブレットに接続すれば、フレミー君と会話する形になり、お楽しみが増えます。
フレミー君に話しかけると、やる気を応援してもらえる機能までついているのだそう!
私は以前の進研ゼミタブレットを使用したことがありますが、その時も問題なく使えました。2021年度からのチャレンジパッドNEOはさらに高品質になったということなので、安心ですね!
進研ゼミ「ブレンディッド学習」メリットまとめ
2021年4月号より進研ゼミ中学講座で開始した「ブレンディッド学習」には、次のメリットがあると思います。
学習指導要領の改訂により、2021年度から中学での学習が難化しました。
特に英語は要注意!1200語だった3年間の学習単語数が、1600~1800語に増えました。また、高校文法の一部(現在完了進行形、仮定法、原形不定詞)が、中学へ前倒しされました。そのため、これまで中2で習ったことは中1で、中3で習ったことをは中2で、といった具合に、各学年の難易度も上がりました。中学生は今まで以上に家庭学習をしっかりしていかないと、つまづいてしまう危険が大いにあります。
2021年4月号からの進研ゼミ中学講座「ブレンディッド学習」は、難易度が上がった中学での学習を効率よくサポートしてくれるメリットがありそうです。
※本記事は2021年6月時点の情報に基づいています。お申込みの際は、最新情報を公式サイトでご確認ください。
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