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【Z会/進研ゼミ/スタディサプリ比較】大学受験にどれがおすすめ?

通信教育
菜の花子
菜の花子

予備校や塾に行かないで大学受験勉強をしたい高校生の中には、Z会・進研ゼミ・スタディサプリなどを利用したいが、どれが良いかで迷う人もいるようです。この3つは、それぞれの特徴を考えれば、自分に合ったものを選ぶのはそう難しくはありません。Z会・進研ゼミ・スタディサプリの3つを比較して、どういう大学受験生にはどれがおすすめか、お話ししますね。

 

通信教育に何を求めるか?

学力

予備校や塾の代わり

大学受験勉強は、目的に合った良い参考書や問題集を使いこなせば、自学自習で進めることができます。しかし全くの独学では不安な高校生もいますね。また、本当は予備校や塾に通いたいけれど、経済的、地理的、時間的にかなわない高校生・受験生もいることでしょう。

そんな場合には、Z会、進研ゼミ、スタディサプリなどの通信教育を利用するという手があります。

個別対応

通信教育では、添削や質問対応サービスがあるなど、予備校での集団授業と比較して、個別対応が充実している面があります。

特に添削については、記述力を伸ばすため、予備校や塾に通っていてもZ会などの通信添削を併用する大学受験生もいるほどです。

授業のフォローか受験勉強か

塾には「補習塾」と「進学塾」という区別がありますね。学校の授業理解や定期テスト対策などのために通うのが「補習塾」。それに対し、受験から逆算して、志望校合格のために必要なことをがっつり勉強していくのが「進学塾」です。

どの通信教育がよいか迷ったら、補習塾のような役目を期待するのか、それとも進学塾のような役目を期待するのかを考えると、判断しやすいです。

Z会・進研ゼミ・スタディサプリ比較

上記の点を踏まえて、Z会、進研ゼミ、スタディサプリを比較してみましょう。

  Z会 進研ゼミ スタディサプリ
教科書対応 × ×
学校の授業の予復習 ×
先取り・さかのぼり × ×
映像授業
添削 ◎(※1) 〇(※1) ×
質問対応 ×(※2)
大学レベル別対応
月あたり受講料(税込) 4,444円~ 6,180円~ 1,815円~

※1 Z会の添削は月4回(高校講座1~2年、国・数・英の場合)。進研ゼミの添削は月1回。
※2 スタディサプリの合格特訓コースでは、コーチに質問できる。

どういうことを通信教育に期待するかで、3つを比較して、どれを選ぶとよいかが決まってきます。次に細かく見ていきましょう。

高校の授業理解を優先するなら進研ゼミ

進研ゼミ高校講座をZ会やスタディサプリと比較した際の一番の特徴は、進研ゼミは、高校の授業の予復習に力を入れているということでしょう。つまり、他の通信教育と比較して、進研ゼミは「補習塾」的な働きもしてくれます。

進研ゼミ高校講座の教材は、高校で使っている教科書に対応しています。またスマホアプリを使い、教科書の予習・復習をサクサク進めることができます。

進研ゼミ高校講座の教材は、定期テストのサポートもしてくれます。ですのでAO入試や推薦入試を狙っていて、学校の成績を上げたい高校生にもおすすめです。

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添削で記述力を鍛えたいならZ会

Z会と進研ゼミは、添削をしてくれることで共通していますね。添削があるからこそ、Z会や進研ゼミ高校講座を利用する高校生も多いことでしょう。

記述問題は自己採点が難しい面があります。特に英語の自由英作文などは、絶対に誰かに添削してもらう必要があります。そんな場合に威力を発揮するのが、通信教育の添削です。

Z会も進研ゼミも、添削課題がプロにより赤ペンでびっしり書かれて戻ってきます。

ただ両者を比較すると、添削の回数に違いがあります。

Z会高校コース(高1・2年対象)では、英語・数学・国語は月に4回添削課題を提出することになっています。(物理・化学・生物・日本史・世界史・地理は月1回。)

Z会大学受験コース(高3・高卒生対象)では、英語・数学・国語の添削回数は月2回に減りますが、1回分の課題の量が、高校コース(高1・2年対象)よりも多くなっています。

これに対し、進研ゼミ高校講座の添削は月に1回です。添削目当てに通信教育を利用するには、ちょっと寂しい感じがします。

添削指導によって記述問題の力を伸ばしたければ、進研ゼミと比較して、Z会の方が断然おすすめです。

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映像授業で比較

大学受験に必要な教科の知識は、参考書で得ることができます。しかし参考書を読んで勉強するよりも、人に説明してもらった方がわかりやすい場合もありますね。

そんな場合に役立つのが、なんといってもスタディサプリです。

スタディサプリは、予備校でも教えているカリスマ的な講師陣による分かりやすい授業で高く評価されています。私も試しにたくさん講義を見てみましたが、「スタディサプリがあれば予備校に行く必要はないな」と心から思いました。みごとな授業です。

スタディサプリでは、自分の好みの映像授業を自由に選んで視聴することができます。学校の授業で分からない単元、予習しておきたい単元、先取りしたい単元、復習したい単元など、ピンポイントで映像授業でインプットすることが可能です。予備校や塾の補完として利用するという手もあります。

映像授業ですから、分からなければ何度も再生することができます。追いつかなかったら一時停止をしたり、巻き戻したり、倍速機能(0.75、1.0、1.25、1.5、1.75、2.0倍速)を使ってサクサク進めたりすることも可能です。

他の通信教育と比較して、講師による映像授業で効率よくインプットをしたい人に、スタディサプリはおすすめです。

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ちなみに進研ゼミやZ会でも映像授業が提供されています。

進研ゼミでは、基礎的な内容やつまずきやすいポイントなどに関して、講師による映像授業が用意されています。進研ゼミの場合、映像授業メインに学習が進むのではなく、あくまでも補助的なものと考えるとよいでしょう。

Z会はどうかというと、映像授業が学習の導入の役割を果たしています。

Z会通信教育では、iPad と紙のテキストを使う「iPad スタイル」と、紙のテキストで学習する「テキストスタイル」があります。「iPad スタイル」では iPad で、「テキストスタイル」では web で、まずZ会精鋭講師陣による映像授業を視聴します。また映像授業の他にもテキストを使って学習します。その上で、問題を解いて添削課題を提出します。

スタディサプリでは自分で視聴したい映像授業を選べるのと比較し、Z会の映像授業はZ会のカリキュラムに沿って配信されるという違いがあります。しかしスタディサプリと同様に、学校で習っていない単元でも講師による解説でスムーズにインプットして、取り組むことができます。

Z会というと難しいイメージがあるかもしれませんが、映像授業のお陰で取り組みやすくなっています。

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難関大学を目指すならZ会 or スタディサプリ

難関大合格者数で比較

東大・京大などの超難関大学を目指す場合、Z会、進研ゼミ、スタディサプリの3つを比較して、どれが一番おすすめなのでしょう?

それぞれの公式サイトで紹介されている、2019年度大学入試の東大・京大合格者数で比較してみましょう。

  東大合格者 京大合格者 東大・京大合格者計
Z会 967名(※1) 948名(※2) 1915名
進研ゼミ 非公開 非公開 137名
スタディサプリ 201名(※3) 141名(※3) 342名(※3)

※1 Z会教室生等139名を含む。
※2 Z会教室生等86名を含む。
※3 スタディサプリ利用対象校在籍者含む。

上記の数字を見ると、東大・京大受験には、Z会が圧倒的に強いですね。また、スタディサプリもなかなか健闘している印象を受けます。

但し、この数字自体はあまりアテになりません。

なぜなら、上記の数字には、複数のサービスを併用している受験生も多数含まれていると考えられるからです。Z会と予備校を併用したり、スタディサプリと予備校を併用するなどです。また、得意科目は参考書で独学をし、不得意科目のみスタディサプリなどを利用したり、受験本番近くになって、受験勉強の仕上げのみにZ会の添削を受ける受験生もいることでしょう。

さらにスタディサプリが公表している合格者数は、学校単位でスタディサプリを利用している場合も含んでいますので、その合格者が実際にどれほどスタディサプリを使っていたかは定かではありません。

いずれにせよ、難関大学に合格できた受験生は、自分に何が必要か、どうやって不足を補うかを賢明に判断し、上手に通信教育を利用して、合格を勝ち取っていると言えるでしょう。

Z会、進研ゼミ、スタディサプリの合格者数を比較すると、数字の上ではZ会が東大・京大に強いことが伺えます。しかし3つの通信教育どれも東大・京大の合格者数を出しています。大切なのは、自分に足りないことを見極めて、必要なサービスを賢く使っていくことではないでしょうか。

コースで比較

Z会、進研ゼミ、スタディサプリそれぞれに、高3生(大学受験生)向けにどういうコースが用意されているかで、3つを比較してみましょう。

Z会 ・東大コース
・京大コース
・医学科コース
・難関国公立コース
・早慶コース
・難関私大コース
・標準国私立大コース
進研ゼミ ・東大・京大合格プラン
・難関国公立合格プラン
・国公立スタンダード合格プラン
・国公立医学部合格プラン
・早慶上智合格プラン
・難関私大合格プラン
・私大スタンダード合格プラン
・私大看護・医療技術系合格プラン
・受験ベーシック合格プラン
スタディサプリ

・トップレベル(最難関国公立/最難関私立大学向け)

・ハイレベル(難関国公立、難関私立大学向け)

・スタンダード(国公立、私立大学向け)

Z会では、東大と京大向けに別々のコースを用意しています。東大と京大では出題傾向が異なります。それぞれに特化したコースを提供していることからも、東大・京大などの超難関大学受験対策に力を入れているZ会の特色を伺い知ることができます。

一方、進研ゼミには、難関大学向けプランの他、「私大スタンダード合格プラン」もあります。進研ゼミ公式サイトによると、このプランの対象大学は、北海学園大・東北学院大・駒澤大・専修大・東洋大・日本大・中京大・名城大・京都産業大・近畿大・甲南大・龍谷大・西南学院大・福岡大などで、基礎を重視した実力養成と推薦入試対策をしてくれるとのこと。

また進研ゼミには、「私大看護・医療技術系合格プラン」(対象大:看護・医療技術系の一般私立大・短大・専門学校)もあります。

Z会には、進研ゼミ「私大スタンダード合格プラン」や「私大看護・医療技術系合格プラン」に当たるコースはありません。Z会か進研ゼミかで迷っている高校生は、自分の志望大学と照らし合わせて、判断してみてください。

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スタディサプリは、Z会や進研ゼミと比較すると、コースがあまり細分化されてはいません。しかしそれがスタディサプリの強みと言うこともできます。

スタディサプリには、Z会や進研ゼミのように決まったカリキュラムがあるわけではありません。受講者は、自分が視聴したい講座を、自分の好きなタイミングで見て、受験勉強を進めていきます。

つまり、カリスマ講師陣による映像授業と無料ダウンロードができるテキストで、自分の弱点を潰したり、伸ばしたい部分を強化したりを柔軟にできるのです。

月額わずか1,815円(税込・12ヵ月一括払いの場合)のスタディサプリで、本当に東大・京大などの難関大に合格できるのかと不安に思う人もいることでしょう。

なぜスタディサプリで東大・京大に合格できるのか?それはスタディサプリが受験生にとって使い勝手が良いからです。インプットするべき必要な事柄が、映像授業で網羅されているからです。

もちろん、ただ映像授業を視聴するだけで、東大・京大に合格できるというわけではありません。難関大受験生は、過去問をはじめ、市販の問題集などでアウトプットを強化する必要があります。

しかしそこに辿りつくまでに、レベルの高いインプットが必要です。そしてそれが、スタディサプリの精鋭講師陣の映像授業で可能になっています。

スタディサプリが気になる受験生は、無料体験で講義をいくつか視聴してみることをおすすめします。月額1,980円なので、今やっている受験勉強に加えてピンポイントで併用するだけでも、無駄にならないと思います。

無料体験ができます

先取り・さかのぼり学習をしたいならスタディサプリ

受験科目によっては、高校の授業進度が遅いので、個人的に先取り学習をしなければならない受験生もいることでしょう。また逆に、苦手科目やつまずいている単元があって、学年を大幅にさかのぼって勉強し直さなけばならない場合もあるでしょう。

Z会や進研ゼミ、そして予備校や塾の集団授業では、決められたカリキュラムに従って受験勉強をしていきます。したがって個人の必要にぴったり合った進度で取り組むのが難しい面があります。

そこで役立つのがスタディサプリです。

スタディサプリでは、小4~高3までの範囲で、追加料金なしで自由に映像授業を視聴して勉強することができます。例えば、高校の授業では全くやっていない理科や社会の科目を勉強したり、苦手な英文法を中学レベルから復習し直すなんてことも可能です。

スタディサプリの合格者体験談を読むと、実際に特定の科目に限ってスタディサプリを上手に利用して成功した人も多いようです。賢く使いましょう!

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質問対応で比較

通信教育では顔と顔を合わせないので、予備校や塾に通うことと比較して、質問ができない不便さがあるのではと心配する受験生がいるかもしれませんね。

実は、Z会・進研ゼミ・スタディサプリそれぞれおいて、質問に対応してくれるサービスがあります。

Z会の「教えてZ会!」

Z会では、会員専用 Webサイトの My Page「教えてZ会!」にて、教材で分からないことがあった時、添削内容で疑問がある時、学習法や学習計画などについて相談したいい時など、24時間いつでも質問をすることができます。質問に追加料金は発生しません。

回答は、Z会受付けから3日以内に返信されます。

進研ゼミの「教科質問サービス」「個別進路アドバイス」

進研ゼミでは、教材の分からないところをいつでも Web で質問できる「教科質問サービス」を行っています。回答は Web でほぼ翌日に届くというスピーディさが嬉しいです。

また進研ゼミには、「個別進路アドバイス」というサービスも行っています。志望校選択などについての質問を、Web や 電話で行うことができます。解答は通常7日以内になされます。

進研ゼミの「教科質問サービス」「個別進路アドバイス」はどちらも、追加料金はかかりません。

スタディサプリの「合格特訓コース」

スタディサプリでは、通常の「ベーシックコース」(月額 1,815円/税込)の他に、「合格特訓コース」(月額 10,780円/税込)があります。

視聴できる映像授業は「ベーシックコース」「合格特訓コース」共に変わりません。では違いは何かというと、スタディサプリ「合格特訓コース」には、受験生専用の「難関現役大コーチ」がつくことです。

コーチがあなた専用の学習カリキュラムを立ててくれます。さらに、スタディサプリの映像授業だけでなく、どの市販の問題集をどのタイミングでプラスすればよいかまで、具体的に教えてくれます。そして学習の進捗状況をチェックし、合格までリードしてくれるという至れり尽くせりなサービスです。

さらに、合格特訓コースを利用すれば、コーチに勉強の分からないところを質問することもできます。

Z会「教えてZ会!」や進研ゼミ「教科質問サービス」で質問できることは、それぞれの講座の教材についてです。

一方、スタディサプリ「合格特訓コース」では、質問できる学習内容に制限がありません。内容によっては回答までに日数がかかることもあるようですが、何でも質問できるというのは、Z会・進研ゼミと比較して、非常に頼もしいサービスです。

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Z会・進研ゼミ・スタディサプリ比較まとめ

Z会がおすすめの大学受験生

★添削で記述力を伸ばしたい受験生

★東大・京大などの難関大学志望の受験生

★精鋭講師陣による映像授業を視聴したい受験生

★個別サポートを受けたい受験生

進研ゼミがおすすめの大学受験生

★高校の授業の予復習を効率よく進めたい受験生

★AO・推薦入試に向けて高校の成績を上げたい受験生

★添削を受けたい受験生

★個別サポートを受けたい受験生

スタディサプリがおすすめの大学受験生

★精鋭講師陣の映像授業で効率よくインプットしたい受験生

★先取り・さかのぼり学習をしたい受験生

★特定の教科や単元を自分のペースで勉強したい受験生

★コスパよく勉強したい受験生(ベーシックコース)

★個別サポートを受けたい受験生(合格特訓コース)

菜の花子
菜の花子

以上、Z会・進研ゼミ・スタディサプリを比較してみました。この記事が、予備校や塾には行かないが、通信教育を利用したい受験生、または予備校や塾の補完として通信教育を利用したい受験生の参考になれば嬉しいです。高校生、大学受験生の皆さん、志望校合格目指して頑張ってください!

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